きかいきぐ 第357号 


 1.TONE 内装用クリップリムーバー発売

同社は、このほど、自動車の内装やパネル、内装に使われるクリップなどを取り外す際に便利
 な「クリップリムーバー」を発売した。強くて硬い強化樹脂を採用し、引っ張り作業などさまざま
 な作業に対応する。
  (2月4日 日刊自動車新聞)


 2.タイヤ空気圧管理で事故防止

オレンジ・ジャパンが取り扱うのは「TPMS」と呼ばれるタイヤの空気圧と内部温度を測定、モニタ
 ーに表示する商品。アメリカでは、空気圧の低下が原因の事故により安全規制の法案が00年に可
 決されている。
   (2月4日 GAZOO.COM)


 3.安全自動車の前照灯テスター

  同社は、カラー画像処理方式ヘッドライトテスター「HLI-2015」を発売。カラーCCDカメラを
 採用し、ヘッドランプの配光をカラー画像で処理。カラーカメラの特色を生かし、色味をRGB値
 から判断。人の目に近いカラー解析を可能とした。
   (2月12日 日刊自動車新聞)


 4.ワールドツールのウェブサイト

 同社は、自動車事業者向けの会員制ウェブサイト「アストロプロダクツ・プロショップ」で、
  診断ツールや副資材、特殊工具の商品ラインアップを充実させる。実店舗では取り扱いのない
  商材を豊富にとりそろえることで、プロニーズに応える。
   (2月16日 日刊自動車新聞)


 5.安全自動車 トラックサイドリフトに10トン仕様

同社は、トラックサイドリフトに10トン仕様「ASL―1000」を追加したと発表した。最低位を255
 ミリメートルとし、低床車にも対応する。ツメ式落下防止装置と過大流量遮断弁(ヒューズ弁)を
 完備している。
  (2月16日 日刊自動車新聞)


 6.安全自動車の下部洗浄装置

  同社は、門型洗車機「ジスペクト」専用の下部洗浄装置「AUW-214」を発売。本体の厚さは
 52mmに設定し、増加傾向にある低床車も対応可能とした。洗浄時には、6個のノズルが180度の
 噴射角で水を噴射する。
   (2月19日 日刊自動車新聞)


 7.通信販売決算セール

  KTCは3月24日まで、オリジナルグッズの通信販売サイトKTCオフィシャルショップで「20
 15決算セール」を実施している。メンテナンストレイやシリコントレイセットやシルエットTシャツ、ワークキャップなどを限定価
 格で販売する。
   (2月19日 日刊自動車新聞)


 8.空研のインパクトレンチ

  同社は、充電式インパクトレンチ「KW-E250pro」を発売。ハイパワーで低振動・低騒音のEpro
 クラッチ機構を搭載した第2弾の新製品。最大締付けトルクは750Nmのハイパワーでありながら、
 重さは電池パック付きで3.6kgと軽量。
   (2月23日 日刊自動車新聞)


 9.アネスト岩田のコンプレッサー

  同社は、「オイルフリースクロールコンプレッサ5.5/7.5kw」に新型圧縮機本体を搭載した「F
 シリーズ」を販売すると発表。エネルギー効率や耐久性を向上させ、メンテナンスコストを抑
 えるモデルとした。騒音値は5.5kWで2dB低減。
  (2月23日 日刊自動車新聞)


10.TONE 電動ドリル用アダプター発売

同社は、「電動ドリル用アダプター」を発売した。電動ドリルなどの電動工具に取り付けることでソケット類
 の使用を可能とし、各種ボルト・ナットの着脱作業ができる。軸は圧入式により軸折れに強く、耐久性を
 高めた。
   (2月24日 日刊自動車新聞)

カーアフター  第357号 



11.JVCケンウッド カーナビ連携型ドラレコを発売

同社は、カーナビ連携型のドライブレコーダーを発売する。連携により、カーナビの精度の高い自車位置情
 報をドライブレコーダーの映像データに組み込めるほか、映像の再生などの操作をカーナビのタッチパネルで行
 うことができる。
   (3月2日 日刊自動車新聞)

カーメーカ  第357号 


12.日野 大型エンジンを新田工場で生産開始

同社は、16年年央にも新田工場で排気量9リットル以上の大型エンジンの生産を始めると発表した。排
 気量5―8リットルの中型エンジンの生産も可能な汎用性の高いラインを導入し、種類や生産量の変動にも柔
 軟に対応する。
   (2月13日 日刊工業新聞)


13.ホンダ 部品調達で国産品採用を拡大

同社は新型ミニバン「ジェイド」の部品調達について、円安の進行を受けて国産部品の採用率を当初
 計画より高めたことを明らかにした。当初は海外部品採用率を35%と計画していたが、実際は2割
 弱にとどめた。
  (2月13日 日刊工業新聞)


14.スズキ 欧州生産の小型SUVを日本投入

同社は、SUV「SX4 S―CROSS」を発売した。勾配や路面に合わせて4種類の走行モードを切り替えられ
 る。欧州での堅調な販売を見て同車の日本投入を決めた。ハンガリーで製造した車を輸入し、品ぞろえ
 を増やす。
   (2月20日 日刊工業新聞)


15.マツダ ディーゼル特有の騒音を低減

同社は、ディーゼルエンジン特有の騒音を低減する技術を開発した。エンジンの近くや車室
 内で耳につきやすい周波数3・5キロヘルツ付近の音を最大10デジベル低減できる。小型スポーツ
 多目的車「CX―3」にオプションで搭載する。
  (2月23日 日刊工業新聞)


16.社長に八郷隆弘氏

本田技研工業は、現在の伊東孝紳社長(61)が取締役相談役に退き、八郷隆弘常務執行役員(55)
 が新社長に昇格するトップ交代を発表した。6月に開催する株主総会後の取締役会で正式就任す
 るとのこと。
   (2月24日 日刊工業新聞)


17.自動運転車 技術を共通化

  トヨタ・日産・ホンダなど自動車メーカーは自動運転車の技術や部品を共同開発する。20年をメドに実
 用化を目指す。東大・名古屋大学も共同研究に参加する。メーカーが部品の仕様の統一を検討する
 ほか、安全やITの法規制の国際基準化も検討する。
   (2月26日 日本経済新聞)


18.後部座席 一段とゆとり

  メルデス・ベンツ日本のセダン「メルデス・マイバッハSクラス」を発売。ベンツの中で最高価格帯となる。高
 級セダンSクラスよりも前輪と後輪との間を20cm長くした。最大15m先の路面の凹凸をカメラで捉え、
 サスペンションを制御する仕組みも導入した。
   (2月26日 日本経済新聞)


19.スズキ 欧州にダウンサイズターボ車投入

同社は、欧州でのダウンサイズエンジンを搭載した小型車の発売に向けて、ベースとなるコン
 セプトト車「iK―2」を第85回ジュネーブ国際モーターショーで世界初公開した。量産モデルは2016年初頭に発売
 する予定。
   (3月4日 日刊工業新聞)



部品・用品 第357号 


20.スギ間伐材を活用した難燃性射出材料

トヨタ車体は、スギ間伐材を強化繊維として利用し、熱可塑性樹脂と組み合わせた難燃性射出材料
 「TABWD/タブウッド」を開発。トヨタの新型『アルファード/ヴェルファイア』ハイブリッド車向けのワイヤーハーネスプロテクターと
 して採用された。
   (2月5日 GAZOO.COM)


21.明電舎 EV向け駆動用モーター開発

同社はEV向けにギヤやインバーターと一体化した駆動用モーターを開発したと発表した。部
 品間をつなぐ配線が不要で、同じ出力の既存部品に比べ軸方向の長さを2―3割短縮し小型化で
 きるとのこと。
   (2月20日 日刊工業新聞)


22.スタンレー電気 メキシコに新会社設立

同社は、メキシコ・ハリスコ州に、自動車用ランプ、電子製品の製造、販売を行う新会社を設立
 すると発表した。スタンレー電気では、北米3番目の生産拠点となる新会社設立により、現地生
 産体制を構築。
  (2月24日 GAZOO.COM)


23.車両周囲の映像を透視画面表示

富士通テンは、車両周囲の映像をドライバー位置から車体を透視したようにモニター画面に表示する
 技術をトヨタ自動車と共同開発したと発表した。従来の車外から車両を見下ろす映像表現に比べ
 自然で分かりやすい。
   (3月4日 日刊工業新聞)


建機・農機  第357号 


24.クボタ 産業用3.8リットルガソリン・ガスエンジン

同社は、米国排出ガス規制に対応した産業用3.8リットル水冷カガソリン・ガスエンジン「WG
 3800」を開発したと発表した。2月から順次量産を開始し、世界の大手建設機械・産業機械メー
 カーに供給するとのこと。
  (2月9日 GAZOO.COM)


25.コマツ ZMPに出資

同社は、建設機械や鉱山機械の無人・自動運転技術の開発を加速するため、ZMPに出資すると
 発表した。出資比率は5%未満で、数億円程度とみられる。すでに同社と鉱山機械の制御技術開発
 で協業している。
  (2月13日 日刊工業新聞)


26.日立建機 新型ホイールローダを発売

同社は、新型ホィールローダー「ZW-5シリーズ」として、「ZW80-5B」を発売する。ZW80-5Bは、特
 定特殊自動車排出ガス4年基準に適合した、標準バケット容量0.9立方米、運転質量4895kgのホィ
 ールローダー。
  (2月15日 GAZOO.COM)


27.キャタピラー 小割破砕機を国内初導入

同社は、解体現場やリサイクル現場における破砕作業や分離作業を短時間で処理できるキャ
 タピラー製小割破砕機を国内発導入。今回発売する小割破砕機は、15トンから60トンクラスの
 油圧ショベルル向けの小割破砕機。
   (2月17日 GAZOO.COM)


28.宮原技研の除雪器具

  同社は、フォークリフトのフォーク部分に装着するだけで、除雪作業ができる「YUKIKAKKY」
 を考案し受注を始めた。アタッチメントは鉄製で、1-2.5tタイプの標準型フォークリフトで
 あればメーカーを問わず装着できる。
   (2月17日 日刊工業新聞)



29.キャタピラージャパンの破砕機

  同社は、ビルの解体現場やリサイクル現場向けに高性能の小割破砕機「P200」シリーズ3機種
 を発売。機械質量15~60tの油圧ショベルの先端に取り付けて使用する。コンクリートを挟んで
 砕く部分を固定式にしており、処理能力を高めている。
   (2月18日 日刊工業新聞)


30.日立建機 ICT活用の建機保証サービス

同社は、ICT活用による建設機械のアフターサービスプログラム「コンサイト」の契約率が14年
 度目標の10%を超えたことを明らかにした。1月末時点の契約率は13・7%になっており、14年度末に
 は15%に達すると見込む。
   (2月23日 日刊工業新聞)


31.キャタピラー 大型ブルドーザのモデルチェンジ

同社は、大規模土木や採石・鉱山現場などで役立つ大型ブルドーザ「Cat D10T2(運転質量7万1400
 kg)」を発売した。今回発売のCat D10T2は、Cat D10Tのモデルチェンジ機。パワフルで低燃費なエン
 ジンの搭載。
   (2月26日 GAZOO.COM)


32.ヤマハ発が四輪車

  2輪車世界2位のヤマハ発動機は2019年をメドに欧州で四輪車事業を始める。数百億円を投じて専用
 工場を建て、2人乗りの車を製造・販売する。近距離利用を想定した小型車。排気量1000CCのガソリン
 車と電気自動車を揃える。
   (2月27日 日本経済新聞)



データ  第357号 


33.認証・指定 ともに連続増 

国交省の発表によると、14年12月末の工場数は、認証工場は前月比25増の9万2277工場で7ヶ
 月連続の増、新規116、廃止90。指定工場は30増の2万9683で新規52、廃止21。専門認証工場は
 同17増の6481工場で17ヶ月連続増となった。
   (2月16日 日刊自動車新聞)


34.欧州新車販売 6.2%増の103万台

欧州自動車工業会は、1月の欧州全域(EU+EFTA全30か国)の新車販売結果を公表した。そ
 れによると総販売台数は102万8760台。前年同月比は6.2%増と、17か月連続で前年実績を上回
 ったことが明らかになった。
  (2月19日 GAZOO.COM)


35.自動車国内生産 9.7%減

日本自動車工業会は、15年1月の自動車国内生産実績を発表した。それによると、四輪車生
 産台数は、前年同月比9.7%減の77万7656台となり、7か月連続のマイナスとなった。車種別では乗用
 車が同11.0%減の65万6943台とのこと。
   (2月27日 GAZOO.COM)


36.2月の新車販売 14%減の48万台

自販連と全軽協が発表した15年2月の新車販売台数は、前年同月比14・7%減の48万2103台と
 なり、2カ月連続で前年同月を下回った。前年の同時期にあった消費増税前の駆け込み需要の効
 果が抜け落ちた。
  (3月3日 日刊工業新聞)


37.中国新車販売

  ホンダの2月の中国での新車販売台数は、前年同月比9.1%減の3万7142台で2ケ月連続の減
 少となった。日産も7万200台で前年同月比2.4%減だった。一方、マツダは前年同月比62.2%
 増の1万5991台だった。
   (3月4日 日本経済新聞)

その他  第357号 


38.三菱重工 ターボチャージャーで増収増益

同社の連結決算は、経常利益が前年同期比47.9%増の1882億円と大幅増益となった。売上高
 はエネルギー・環境、機械・設備システムを中心に好調で同18.6%増の2兆6833億円と大幅増収
 となった。
   (2月9日 GAZOO.COM)


39.カーシェア人口拡大 スイスに次ぐ世界2位に

カーシェアリングの14年12月時点のステーション数は、13年12月時点に比べ21.4%増加とな
 り、ステーション車両台数は28.5%の増加に。また13年に比べて、14年の伸び率は若干鈍化したが、
 順調に拡大は続いている。
  (2月10日 GAZOO.COM)


40.バイオ研究用藻類を大規模培養

IHI、神戸大学、ネオ・モルガン研究所は、鹿児島県内にバイオ燃料用藻類(ボツリオコッ
 カス)の屋外大規模培養の試験設備を建設し、15年度に運用開始すると発表した。これはNEDO
 の委託事業とのこと。
   (2月10日 GAZOO.COM)


41.TRWオートモーティブ 自動運転部門を拡充

自動運転技術には、センサーとコントローラ、アクチュエータ間の統合レベルを高めるとともに、冗長性が必要不可
 欠。自動運転システム向けのエンジニアリングチームを15年中に倍増し、日本、欧州、北米での製品開発に対す
 るニーズに対応。
   (2月19日 GAZOO.COM)


42.サービスの実態調査

  バンザイは、サービス体制拡充の一環として、サービススタッフの技術や修理対応、費用などの実態調査
 する。商品教育以外の教育を実施し、サービス水準を底上げ。サービス・サポートの売上比率を高める。
 スタッフの高齢化が進んでいることも課題となっている。
  (3月2 日刊自動車新聞)


43.ジュネーブ自動車ショー

  開幕したジュネーブショー。独フォルクスワーゲンなどドイツ勢が存在感を増している。日本勢は高価格帯
 の高級小型車や多目的スポーツカーを公開し、巻き返しに懸命だ。日産自動車は高級ブラウンド「インフィ
 ニティ」トヨタ自動車は高級ブラウンド「レクサス」を出展。
   (3月4日 日本経済新聞)

                                                                

ニュース便覧 2015年3月号(通巻第357号) 

      
      平成27年3月4日編集
        編 集 委 員

委 員 長  滝本愼也 (有)滝本計器製作所
委   員  新保算章  旭産業(株)
委   員  山田勝己  三栄工業(株)
委   員   簡   恭   (株)東日製作所